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夏の暑い日に、気分を変えてアトリエの庭で粘土作りをやった。いい風が吹いて来るぜ。 夏場は熱がこもるので窓は全開にするんだけど、周りに風を遮るものがないので強い風が時折びゅうっと入って来る。そうするとセッティングした新聞紙や紙皿、その他軽い物が飛んでいったりする。模造紙を段ボールの壁に貼るのも、紙がめくれて折れちゃったりしてやたらと時間がかかる。 とまあ、いい風が吹くのである。 今回はダンボールに2種類の色の焼き物用の粘土をペタペタ貼りつけて伸ばして下地を作って、その上に紙粘土で模様をつけていくというのをやった。 さらに草の実を埋め込んだり、へらで模様をつけたりなどもして、粘土の感触を楽しもうというねらい。 白、赤茶色、こげ茶色でアフリカのお面みたいな感じになったらいいなあ、なんて思ってた。 風が吹いていても粘土は重たくて飛ばない。この点は良いのだが、乾燥が早いという短所があった。 下地の粘土と紙粘土がちゃんとつかないときに指に水をちょっとつけて粘土の境目をこすってやると良くくっつよと教えてあげたら、手に水をたくさんつけて紙粘土をびちゃびちゃにするもんだから下地全体が白っぽく濁ってしまった。 水を使ったら泥遊びになるのは必至じゃないですか先生 でも粘土をこねて形を作ってまた壊していく行為、そういう行為こそが子供の成長の血肉となっていくのです。 粘土をこねていく過程で「こ、これは!!」なんて大人をうならせる奇跡のフォルムが半ば偶然に立ち現れることもあります。しかし次の瞬間、奇跡のフォルムは事もあろうか、まきぐそにその姿を変えているかもしれません。 だけどママ・ドン・ウォリー &パパ・ドン・プリーチ。あなたの子供は奇跡のフォルムの感触をその手のひらにしっかりと記憶しているのです。 一見、完成されたかのように見える対象物を再び破壊し、そこから注意深く可能性のかけらを選び出し再び何かを構築していく、近年亡くなったフランスの哲学者ジャック・デリダは、人間が人間たるこの行為のことをディコンストラクション<脱構築>と呼んでいる(うそ)。
by amadylan
| 2005-08-30 14:22
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